俳優を目指して東大に入学し、一流劇団に所属するも挫折。40社以上の就職活動にも失敗し、人生のどん底を経験した人物がいます。
夢を諦めきれずにもがく中で、思いがけない形で道が開けたその人物こそが、今や47.9万人の登録者を抱える人気YouTuber「あきぴで」さんです。 富山県出身で東大法学部を卒業後、劇団文学座に入団するも4年目で戦力外通告を受け、Uber Eatsのバイトで生計を立てながら夢を追い続けました。
しかし、就職活動も思うように進まず、生活のために始めたYouTubeが思わぬ転機となったのです。
本記事では、あきぴでさんの富山中部高校時代から東大進学、そして劇団員時代を経てYouTuberとして成功するまでの波乱万丈な人生を詳しく解説します。
あきぴでってどんな人?
本名は山田亮秀1996年生まれの富山県出身 将来の夢は俳優だった
あきぴでさんは、本名を山田亮秀(やまだりょうしゅう)さんといい、1996年生まれの富山県出身のYouTuberです。幼少期から演技に興味を持ち、小学生の頃から俳優になることを夢見ていたと言われています。
特に、小学校時代に観た映画「ハリー・ポッター」シリーズに強い影響を受け、演技の道を志すきっかけとなったと本人が語っています。演技への情熱は中学、高校と続き、学業と並行して演劇活動に打ち込んでいました。
この時期から、将来は演技の道で生きていくことを決意していたと言われており、後の人生における重要な選択の多くが、俳優になるという夢に結びついていたと考えられます。
東大卒YouTuber
あきぴでさんは、日本最高峰の学府である東京大学法学部を卒業したインテリYouTuberとして知られています。東大生YouTuberとしての活動実績があり、その知的な側面と親しみやすいキャラクターの両立が、多くの視聴者から支持を得ている要因の一つと考えられます。
大学在学中も演劇部に所属し、学業と演劇の両立を図っていました。一般的なエリートコースを歩まず、自身の夢を追求し続けた姿勢は、多くの若者の共感を呼んでいます。
特筆すべきは、学歴を活かしたコンテンツだけでなく、自身の挫折経験や努力の過程を包み隠さず発信している点です。
チャンネル登録者47.9万人の人気クリエイター
あきぴでさんのYouTubeチャンネルは、教育系コンテンツから日常系まで幅広いジャンルの動画を配信し、多くの視聴者を魅了しています。特に、東大生としての経験や学習法、受験に関するコンテンツは、学生を中心に高い支持を得ています。
チャンネルの特徴として、以下の3つが挙げられます:
- 演劇経験を活かした表現力豊かな動画制作
- 学習方法や受験テクニックなどの教育的コンテンツ
- 自身の経験に基づく等身大のアドバイス
また、視聴者との交流を大切にし、コメント欄でのコミュニケーションも積極的に行っています。このような誠実な姿勢が、持続的なチャンネル成長につながっていると考えられます。
あきぴでの学歴がヤバい!
富山中部高校出身 高校時代は演劇部で活躍
あきぴでさんは富山県の進学校として知られる富山中部高校に通っていました。富山中部高校は富山県内でトップクラスの進学実績を誇る公立高校で、毎年多くの生徒が国公立大学に進学しています。
高校時代のあきぴでさんは演劇部に所属し、部活動に打ち込む日々を送りました。演劇部での経験は、後の俳優としての活動の原点となっています。部内では主要な配役を任されることも多く、演技の基礎を培った時期でもありました。
学業と演劇の両立に励み、演劇部の活動を通じて表現力やコミュニケーション能力を磨きながら、大学受験に向けた準備も着実に進めていきました。
大阪大学法学部に合格も浪人 後期試験で大阪大学に合格も東大の夢を追いかける
あきぴでさんは現役時代、大阪大学法学部の後期試験に合格を果たします。大阪大学は国立大学の中でも特に高い学力水準を要求される難関校の一つです。
しかし、あきぴでさんは東京大学への進学という より大きな目標を持っていたため、大阪大学への入学を辞退し、浪人を決意します。この決断は、本人にとって大きな賭けでもありました。
浪人時代は予備校に通いながら、東京大学合格という目標に向けて徹底的な受験勉強に取り組みました。現役時代の学習経験を活かしながら、より効率的な学習方法を確立していったと言われています。
一浪して合格東大法学部に進学 大学4年生で演劇部に所属 就活せず、俳優を目指す
1年間の浪人生活を経て、東京大学法学部への合格を果たします。この合格は、浪人という選択をした本人の決断の正しさを証明する結果となりました。
東京大学では法学を学びながらも、4年生になって演劇部に入部します。一般的に就職活動に励む時期に、あえて演劇部での活動を選択したことは、演劇への強い思いを示しています。
多くの学生が就職活動に向かう中、自身の夢を追求する決意を固めました。
あきぴでの劇団時代
大学卒業後に劇団文学座に入団
東京大学法学部を卒業後、あきぴでさんは俳優の夢を追うため、名門劇団である劇団文学座の研究所に入所しました。劇団文学座は1937年に創立された日本で最も歴史のある劇団の一つで、多くの著名な俳優を輩出してきた実績があります。
劇団文学座研究所では、基礎的な演技トレーニングから発声練習、台詞回し、身体表現まで、プロの俳優になるために必要な技術を徹底的に学びます。研究所での修業期間は通常2年間で、その間は厳しい訓練と実践を重ねていきます。
あきぴでさんは、大学時代の演劇部での経験を活かしながら、プロの劇団員として必要なスキルの習得に励みました。研究所での修業を経て、晴れて劇団員としての第一歩を踏み出すことになります。
演技力を磨くも4年目で戦力外に
劇団文学座での活動は、あきぴでさんにとって夢への挑戦でしたが、4年目で戦力外通告を受けることになります。プロの世界での評価は厳しく、才能や実力が求められる現実に直面することになりました。
この期間中、生活費を賄うためにUber Eatsの配達員として働きながら、演技の練習を続けました。副業として始めたUber Eatsの仕事は、不規則な稽古スケジュールの合間を縫って収入を得られる手段となりました。
厳しい現実に直面しながらも、あきぴでさんは俳優としての夢を諦めきれず、様々な可能性を模索していきます。この経験は、後のYouTuber転身への重要なターニングポイントとなりました。
仕事と夢の両立は決して容易ではありませんでしたが、この時期の苦労や挫折は、現在のYouTuberとしての活動にも活かされているといえます。特に、演技力や表現力は、動画制作での強みとなっています。
あきぴではなぜYouTuberになった?
就職活動40社以上全て落選
あきぴでさんは、劇団文学座を退団後、生活の立て直しのため就職活動を開始しました。俳優としての夢を諦めきれない中での就職活動でしたが、40社以上の企業に応募するも、全て落選という厳しい結果となりました。
就職活動では、東京大学卒業という学歴を持ちながらも、以下のような要因が影響したと考えられます:
- 劇団員として4年間のブランクがある
- 一般企業での実務経験がない
- 就職活動時期が一般的な新卒採用のタイミングとずれていた
- コロナ禍による採用抑制の影響
この経験は、後のYouTubeコンテンツでも度々語られ、視聴者との共感を生む重要なエピソードとなっています。
暮らしていくためにYouTubeを始める
就職活動が思うように進まない中、あきぴでさんは2021年からYouTubeでの活動を本格的に開始します。当初は以下のような動機がありました:
- 収入源の確保が必要
- 演技力を活かせる場所を探していた
- 自分の経験を発信することで誰かの役に立てるのではないか
- 表現者としての活動を継続したい
動画制作においては、以下の点に注力しました:
- 東大卒業生という経験を活かしたコンテンツ作り
- 劇団での経験を活かした演技力の活用
- 視聴者に寄り添った親しみやすい態度
- 教育系コンテンツと entertainment の融合
学歴ネタで爆発的人気に
あきぴでさんの人気は、特徴的な要素が重なり合って生まれました:
- 東大卒でありながら、親しみやすいキャラクター性
- 劇団で培った演技力を活かしたコミカルな表現
- 学習方法や受験経験を分かりやすく解説
- 自身の挫折経験を包み隠さず発信
視聴者からの支持を得た理由として:
- 等身大の失敗談を交えた親近感のある発信
- 学歴コンプレックスを持つ視聴者への共感
- 教育的な内容をエンターテイメントとして提供
- 真摯な姿勢と謙虚な人柄
これらの要素が相まって、チャンネル登録者数を着実に伸ばし、教育系YouTuberとして確固たる地位を築いています。