お笑い界最大の祭典「M-1グランプリ2024」の決勝進出者が出揃い、史上空前の激戦が予想されています。
昨年優勝の令和ロマンさんの連覇なるか、勢いに乗るエバースさんが栄冠を手にするのか、注目が集まっています。 M-1グランプリは、若手芸人の登竜門として知られ、多くの人気芸人を輩出してきました。
今年も実力派の9組が激突する中、審査員には内村光良さんが新たに加わると言われており、新しい歴史が刻まれようとしています。
本記事では、決勝進出者の実力や見どころ、放送日時、審査員情報まで、M-1グランプリ2024の全容を詳しく解説します。
M-1グランプリ2024の出場者は誰?
M-1グランプリ2024の決勝進出者が12月3日に発表されました。今年は準々決勝を勝ち抜いた9組が決勝への切符を手にしています。
決勝進出9組が決定
今年の決勝進出者は、所属事務所別に見ると以下のような構成となっています。
吉本興業所属:
- エバース
- ジョックロック
- ダイタク
- バッテリィズ
- 令和ロマン(前年度王者)
ケイダッシュステージ所属:
- トム・ブラウン
- ヤーレンズ
その他の事務所:
- 真空ジェシカ(プロダクション人力舎)
- ママタルト(サンミュージックプロダクション)
今年の特徴として、吉本興業所属のコンビが5組と過半数を占めていることが挙げられます。また、非吉本興業所属の4組が決勝進出を果たしたことで、多様性のある決勝戦となることが期待されます。
敗者復活で1組追加予定
M-1グランプリ2024では、12月22日の本番当日に敗者復活戦が実施されます。準々決勝で惜しくも敗退した芸人たちの中から1組が、最後の決勝進出枠を争います。
敗者復活戦は毎年、波乱を呼ぶ場面として注目を集めており、敗者復活から決勝進出を果たし、優勝까지した実績のあるコンビもいます。
この敗者復活戦を制して決勝進出を果たす1組が加わることで、最終的には10組での決勝戦が行われることになります。敗者復活戦の出場者については、大会当日の発表を待つ必要があります。
M-1グランプリ2024の放送は?
12月22日の夜18:30に生放送
M-1グランプリ2024の放送日時が決定しました。2023年12月22日(金)18時30分から22時10分までの3時間40分にわたる特別番組として、テレビ朝日系列全国ネットで生放送されます。
今回の放送は、ゴールデンタイム枠での放送となり、より多くの視聴者がお笑いの祭典を楽しめる時間帯に設定されています。
番組の構成としては以下のような内容が予定されています:
- 18:30〜:オープニング、出場者紹介
- 19:00頃〜:敗者復活戦
- 19:30頃〜:決勝戦スタート
- 22:00頃:優勝者発表、表彰式
- 22:10:放送終了
この長時間の特別番組では、漫才の披露だけでなく、出場者たちのバックステージでの様子や、これまでの軌跡を振り返るVTRなども放送される予定です。
放送局はテレビ朝日系列となりますが、地域によって放送時間が異なる可能性があるため、お住まいの地域の番組表で確認することをお勧めします。
M-1グランプリ2024優勝予想
連覇を狙う令和ロマン
令和ロマンは2023年のM-1グランプリで、結成3年目にして優勝を果たしたコンビです。彼らの特徴は、ボケ担当の西村さんの独特な世界観と、ツッコミ担当の守谷さんの的確なツッコミの掛け合いにあります。
2023年の優勝後も精力的に活動を続け、数々のテレビ番組に出演し、さらに漫才の完成度を高めています。特に、西村さんの「令和の時代にそぐわない昭和的な価値観」を軸にしたキャラクター性は、多くの視聴者から支持を得ています。
決勝では、昨年の優勝ネタとは異なる新しい漫才を披露することが予想され、進化した令和ロマンの姿を見られる可能性が高いと考えられます。
勢いのあるエバースが対抗馬
エバースは2024年、数々の賞レースで好成績を収めている実力派コンビです。ボケ担当の田中さんとツッコミ担当の田上さんの息の合った掛け合いが持ち味で、特に緻密な構成力と安定感のある笑いの創出が評価されています。
コンビの特徴として、日常的な出来事を独自の視点で切り取り、テンポの良い会話で展開していく手法があります。この手法は、幅広い年齢層から支持を得られる要因となっています。
今年の漫才協会大賞新人賞を受賞するなど、着実にキャリアを積み重ねており、M-1グランプリでも優勝候補として注目を集めています。決勝の舞台では、彼らの真骨頂である緻密な構成の漫才が期待されます。
M-1グランプリ2024の注目芸人
昨年準優勝ヤーレンズ
ヤーレンズは、2023年のM-1グランプリで準優勝を果たした実力派コンビです。メンバーは、ボケ担当の尾関高文さんとツッコミ担当の岡野陽一さんで構成されています。
2人は2014年にコンビを結成し、独特の世界観とテンポの良い掛け合いが持ち味となっています。特に尾関さんの緩急のある独特な間と、岡野さんの的確なツッコミの組み合わせは、多くの観客を魅了しています。
昨年のM-1決勝では、「親子の絆」をテーマにした漫才を披露し、笑いの中にも心温まる要素を織り交ぜた構成力は、他の出場者との差別化要因となりました。
2024年の決勝では、昨年の経験を活かしてさらなる進化を遂げた漫才を披露することが期待されています。
トム・ブラウンが4年連続決勝進出
トム・ブラウンは、みちょぱさんとタケトさんによる実力派コンビです。2024年のM-1決勝進出は4年連続となり、その安定感は群を抜いています。
コンビの特徴は、みちょぱさんの独特な世界観とタケトさんの絶妙なリアクションにあります。特に、みちょぱさんの繊細な表現力とタケトさんの的確なツッコミは、多くのファンを魅了する要因となっています。
過去3年の決勝では、毎回新しい切り口の漫才を披露し、進化し続ける姿勢が高く評価されています。特に、社会現象をユーモアに昇華する能力は、他の芸人にはない強みとなっています。
4年連続の決勝進出は、彼らの実力の高さを証明しており、2024年の決勝では、さらに磨きをかけた漫才を披露することが期待されています。コンビ結成から積み重ねてきた経験と実績は、優勝候補の一角として注目される理由となっています。
真空ジェシカはスマートな漫才
真空ジェシカは、プロダクション人力舎所属の男女コンビで、堀江万希子さんと阪本竜介さんで構成されています。2014年結成以来、知的でスマートな漫才スタイルを確立し、数々の賞レースで実績を積み重ねてきました。
特徴的なのは、堀江さんの冷静で知的なツッコミと、阪本さんのゆるい天然キャラのボケの絶妙なバランスです。2人は高度な言葉遊びや文学的な要素を取り入れながら、誰もが理解できるように昇華させる技術を持っています。
漫才の題材として、日常生活での些細な出来事から社会問題まで幅広く取り上げ、独自の切り口で笑いに変換する手法は、多くの評論家からも高い評価を受けています。
ジョックロックの快進撃
ジョックロックは、吉本興業所属の若手実力派コンビです。メンバーは松本竣佑さんと金谷俊輔さんで、2016年のコンビ結成以来、着実に実力をつけてきました。
2023年には数々の賞レースで結果を残し、特にKOC(キングオブコント)では準決勝進出を果たすなど、漫才だけでなくコントでも実力を発揮しています。
彼らの特徴は、テンポの良い掛け合いと、時事ネタを絡めた新しい感覚の漫才にあります。若者文化に精通している強みを活かし、現代的な話題を巧みに取り入れた構成で、幅広い世代から支持を集めています。
ダイタクは勢いが止まらない
ダイタクは、吉本興業所属の若手コンビで、大谷優太さんと瀧澤翔平さんによって構成されています。2019年の結成以来、その独特な世界観と勢いのある漫才で注目を集めています。
コンビの特徴は、大谷さんの独特な雰囲気を活かしたキャラクター性と、瀧澤さんの的確なツッコミの組み合わせです。日常的な題材を独自の視点で切り取り、想像を超える展開で観客を笑いに導く技術は、若手実力派として高く評価されています。
2023年には各種お笑いライブで好評を博し、SNSでも話題を集めるなど、その勢いは加速する一方です。
バッテリィズは実力派
バッテリィズは、吉本興業所属の実力派コンビで、山本圭一さんと野見隆明さんで構成されています。野球用語から取ったコンビ名の通り、息の合った掛け合いが持ち味です。
彼らの漫才は、緻密な構成と洗練された話術が特徴で、古典的な漫才の型を守りながらも、現代的なエッセンスを加えた独自のスタイルを確立しています。
特筆すべきは、ベテラン芸人顔負けの安定感のある高度な話芸で、観客を飽きさせない展開力を持っています。
ママタルトは初の決勝進出
ママタルトは、サンミュージックプロダクション所属の注目株コンビです。メンバーは平友樹弘さんと原田優馬さんで、2017年の結成以来、着実にキャリアを重ねてきました。
今回のM-1グランプリ2024での決勝進出は、彼らにとって記念すべき初めての快挙となります。コンビの特徴は、日常的な出来事を独特の視点で切り取り、斬新なアプローチで笑いに変える能力です。
ステージ上での2人の息の合った掛け合いと、予想外の展開で観客を魅了する手法は、多くの芸人仲間からも高い評価を受けています。
M-1グランプリ2024の見どころは?
若手芸人の台頭に注目
2024年のM-1グランプリでは、若手芸人の活躍が大きな注目ポイントとなっています。世代交代の波が確実に押し寄せていることがわかります。
例えば、エバースは2019年結成という比較的新しいコンビながら、独特な世界観と緻密な構成の漫才で話題を集めています。
若手芸人たちの特徴として、以下の点が挙げられます:
・従来の漫才スタイルに捉われない新しい表現方法
・SNSでの発信力の強さ
・テレビ以外の媒体での活動実績
・独自の世界観の確立
このような若手芸人たちの台頭により、M-1グランプリ2024は新しい漫才の形が生まれる可能性を秘めた大会となることが予想されます。
敗者復活者はダークホースとなれるか
M-1グランプリの敗者復活戦は、毎年予想外の展開を見せる注目の枠となっています。準決勝で惜しくも敗退した実力者たちの中から、1組が決勝の舞台に立つチャンスを得られる重要な戦いとなります。
過去の大会を振り返ると、敗者復活から這い上がった芸人が好成績を収めた例も少なくありません:
・2021年のウエストランドは敗者復活から決勝3位入賞
・2015年のトレンディエンジェルは敗者復活から優勝
・2010年のスマイルは敗者復活から準優勝
このように、敗者復活枠からの決勝進出者は、負けられない背水の陣での戦いとなるため、通常以上の気合いと覚悟を持って本番に臨むことになります。
2024年の敗者復活戦でも、誰もが予想できない実力者が這い上がり、決勝での波乱を起こす可能性を秘めています。
M-1グランプリ2024の審査員は誰?
M-1グランプリ2024の審査員陣に大きな変更が加わることが発表されました。今年の審査員の注目すべき変更点と、昨年の審査員構成について詳しく見ていきましょう。
今年の審査員は、長年M-1の審査を務めてきた面々に加え、新たな視点を加える布陣となる見通しです。審査員には漫才の本質を理解し、若手の可能性を見出せる目を持った経験豊富な芸人たちが選ばれています。
松本人志さんの代わりは内村光良さん
今年のM-1グランプリで最も注目される変更点は、松本人志さんに代わって内村光良さんが審査員を務めるのではと噂されています。
内村光良さんは、ウッチャンナンチャンとしての活動や、数々の人気バラエティ番組の司会を務めるなど、お笑い界の重鎮として知られています。特に漫才に関しては、南原清隆さんとのコンビで培った深い造詣があります。
内村さんの審査員就任により、若手芸人の可能性を見出す温かい視点、漫才の技術面での的確な評価、豊富な舞台経験に基づいた実践的なアドバイスが期待されます。
去年の審査委員
2023年のM-1グランプリでは、以下の豪華な審査員陣が務めました:
・松本人志さん(ダウンタウン)
審査委員長として、鋭い観察眼と的確な講評で知られていました。
・博多大吉さん
若手芸人の育成にも力を入れ、温かい目線での審査が特徴です。
・山田邦子さん
女性芸人としての経験を活かした独自の視点での審査を行いました。
・中川家・礼二さん
漫才師として培った技術面での深い知見を審査に反映させています。
・富澤たけしさん(サンドウィッチマン)
実力派漫才師としての経験を活かした審査を行いました。
・塙宣之さん(ナイツ)
漫才の技術面での評価に定評があります。
・海原ともこさん
女性漫才師としての経験と独自の視点での審査が特徴です。
この審査員陣は、それぞれが異なる特徴や視点を持ち、バランスの取れた評価が可能な構成となっていました。