OpenAIがChatGPTの最新モデルGPT-4oを発表
We're opening up access to our new flagship model, GPT-4o, and features like browse, data analysis, and memory to everyone for free (with limits). https://t.co/H2dB6w7Ynz
— OpenAI (@OpenAI) May 13, 2024
OpenAIは、最新のAIモデル「GPT-4o」を発表し、ChatGPTの無料ユーザーにも新しいツールを提供することを発表しました。以下にその詳細をまとめます。引用：OpenAI GPT-4o
GPT-4oの特徴
- 高速応答: GPT-4oは、GPT-4レベルのインテリジェンスを持ちながら、より高速な応答を実現しています。
- マルチモーダル対応: テキスト、音声、画像をシームレスに扱うことができ、例えば異なる言語で書かれたメニューの写真を撮影し、翻訳や料理の歴史について学ぶことが可能です。
- 多言語対応: GPT-4oは、サインアップやログイン、ユーザー設定などで50以上の言語をサポートしています。
新しいツールと機能
- 無料ユーザーへの提供: GPT-4oは、ChatGPT PlusおよびTeamユーザーにまず提供され、その後エンタープライズユーザーにも拡大されます。無料ユーザーにも使用制限付きで提供が開始されます。
- 高度なデータ分析とドキュメント対応: GPT-4 All Toolsのアップデートにより、様々な形式のドキュメントに対応し、高度なデータ分析やDALL-E 3による画像生成、ブラウジングモードの自動切り替え機能が追加されました。
- 最新情報へのアクセス: 知識のカットオフが更新され、最新情報にもアクセスできるようになりました。
無料版と有料版の違いは？
GPT-4oは無料ユーザーも利用可能になることが発表されました。
ではChatGPT Plusなどの有料ユーザーにしかできないこと、有料ユーザーのメリットは何か気になりませんか？
以下に無料と有料の違いをまとめました。
| Item | 無料(Free) | 有料 (Plus) |
|---|---|---|
| GPT-4の基本機能 （web検索、Code Interpreterなど） | ○ | ○ |
| GPTストアの利用 | ○ | ○ |
| メモリ機能 | ○ | ○ |
| GPTsの作成 | × | ○ |
| 画像生成（DALL-E3） | × | ○ |
| メッセージ回数制限 | あり | 無料ユーザーの5倍利用可能 |
| 音声会話 | × | ○ |
無料版でもGPT4の多くの機能が使えるようになりますが、画像生成やGPTsの開発をする場合は有料版のする必要があります。
GPT-4oの特徴
GPT-4oは、OpenAIが開発した最新のフラグシップモデルです。
マルチモーダル対応
- テキスト、音声、画像の任意の組み合わせを入力として受け付け、それらの任意の組み合わせを出力できます。
- 音声入力に対して、わずか232ミリ秒(平均320ミリ秒)で応答可能で、これは人間の会話における応答時間とほぼ同じです。
高速・高性能
- 英語のテキストやコーディングではGPT-4 Turboと同等の性能を発揮します。
- 英語以外の言語のテキストでは大幅な性能向上があり2、APIでは2倍の速度と半分のコストで提供されます。
- 視覚と音声の理解能力が既存モデルを上回ります2。
その他の機能
- 単一のニューラルネットワークでテキスト、ビジョン、オーディオを一括処理するエンドツーエンドの学習を行っています。
- 笑い声、歌唱、感情表現などの出力が可能になりました。
GPT-4oは、マルチモーダル対応と高速・高性能を兼ね備えた最新のAIモデルで、人間とのよりナチュラルなインタラクションを実現することが期待されています。