誰もが一度は目にしたことがあるトムブラウンの「ダメェー」の掛け声と共に繰り広げられる不思議な笑いの世界に、多くの人が魅了されています。
あの独特なネタは一体どっちが書いているのか、気になったことはありませんか?
実は、トムブラウンのネタ作りには1つのネタの完成まで1年もの時間をかけることもあるのです。
本記事では、トムブラウンの緻密なネタ作りのプロセスから、人気ネタの秘密まで、詳しく解説していきます。
トムブラウンのネタを書いているのはどっち?
布川ひろきが中心に作成
トム・ブラウンのネタ作りの中心を担っているのは、布川ひろきさんです。布川さんは、コントの骨組みとなる台本を作成する主要な役割を担っています。
しかし、これは決して一人で全てを完成させているわけではありません。みちおさんとの密接な意見交換を通じて、ネタは徐々に形作られていきます。
みちおさんは、ネタのアイデアを積極的に提供する重要な役割を果たしています。特に、布川さんが考えた台本に対して、新しい視点や展開のアイデアを提案することで、よりユニークな作品へと昇華させています。
二人の創作プロセスの特徴は、お互いの意見を尊重し合いながら、より良いものを目指して議論を重ねる点です。この過程で、布川さんの構成力とみちおさんの発想力が融合し、トム・ブラウンならではの独特な世界観が生まれています。
本番直前まで調整を続けるこだわり
トム・ブラウンの特徴的な点は、本番直前まで絶え間なくネタの調整を続けるそのこだわりにあります。
台本が完成した後も、以下のような細かい部分の調整が継続的に行われます:
- セリフの言い回しの微調整
- テンポやリズムの改善
- 動きや表情の確認
- 観客の反応を想定した展開の修正
このような徹底的な調整作業は、時として本番の数時間前まで続くこともあります。二人は常により良いパフォーマンスを目指し、完璧を追求する姿勢を持ち続けています。
また、本番での観客の反応を細かく分析し、次回の公演に向けて更なる改善点を見出す努力も怠りません。このような地道な作業の積み重ねが、トム・ブラウンの高いクオリティを支えているのです。
トムブラウンのネタ作りにかかる時間
1年かかることも
お笑いコンビ・トムブラウンのネタ作りは、驚くほど時間をかけて丁寧に行われています。布川ひろきさんは、あるインタビューで「1年分くらいの時間が無駄に使われている」と語っており、彼らの緻密なネタ作りの過程が垣間見えます。
この長期間に及ぶネタ作りの背景には、以下のような理由があると考えられます:
・アイデアの発想から具体化までの試行錯誤
・二人の意見をすり合わせる時間
・練習と本番での実践
・観客の反応を見ての改良
布川さんとみちおさんは、ネタの完成度を高めるために、何度も話し合いを重ねます。時には1つのフレーズや動きに対して、数時間議論することもあるといいます。
このような時間をかけた創作過程は、彼らの独特な世界観と高いクオリティを支える重要な要素となっています。
細かい部分に時間がかかる
トムブラウンのネタ作りで特に時間がかかるのが、細部の調整です。以下のような点に特に注意を払っています:
・セリフのタイミング
・表情や仕草の細かな違い
・声のトーンや抑揚
・立ち位置や動線
これらの要素は、本番直前まで調整が続けられます。特に布川さんは完璧主義な一面があり、わずかな違和感も見逃さないと言われています。
二人は定期的にネタ合わせを行い、それぞれの動きや言葉のニュアンスを確認し合います。時には、数秒のシーンを何十回も繰り返し練習することもあります。
このような徹底的な調整作業は、時として予定以上に時間を要することがありますが、それが彼らの独特な芸風と高い完成度を生み出す源となっています。彼らの真摯な姿勢は、多くのファンや業界関係者からも高い評価を受けています。
トムブラウンの人気ネタとは?
「ダメェー」でおなじみのネタ
トムブラウンの代表的なネタとして、布川ひろきさんの「ダメェー」という独特な叫び声を取り入れたコントが挙げられます。このネタは、日常的な場面での些細なすれ違いを、布川さんの特徴的な「ダメェー」という絶叫で表現することで、観客の笑いを誘う内容となっています。
特に、コントの展開としては以下のような特徴があります:
- みちおさんが普通に会話を始める
- それに対して布川さんが突如として「ダメェー」と叫ぶ
- その後、理不尽な理由を述べる
- さらに布川さんの主張がエスカレートしていく
このパターンは、視聴者からの支持も高く、YouTubeなどの動画配信プラットフォームでも高い再生回数を記録しています。また、「ダメェー」というフレーズは若者を中心に流行語としても使用されるようになり、トムブラウンの代名詞として認知されています。
M-1で披露したネタ
M-1グランプリでのトムブラウンの出場歴において、彼らは独特な世界観を持つコントを披露してきました。特に2019年のM-1グランプリでは準決勝まで進出し、その実力を示しています。
M-1での代表的なネタの特徴は以下の通りです:
- 日常的な会話から突如として異次元の展開に
- 布川さんの独特な演技と表現力
- みちおさんとのテンポの良い掛け合い
- 予想外の展開による笑いの創出
彼らのM-1でのネタは、通常のお笑いコンテストの枠を超えた斬新な表現方法として、審査員や観客から高い評価を受けています。特に、緻密に計算された構成と、二人の絶妙な演技のバランスが特徴的です。
また、M-1での経験を経て、より洗練された笑いの表現方法を確立し、その後の芸風にも大きな影響を与えていると考えられます。