とろサーモンの久保田さんは、M-1グランプリ2017で優勝を果たし、一躍注目を集めた実力派芸人です。宮崎県出身で、高校時代には軟式テニス部でインターハイに出場するなど、運動神経抜群の少年でした。
本記事では、久保田さんの生い立ちから芸人としての成功までを、詳しく解説していきます。EXILEの黒木啓司さんとの意外な接点や、NSC大阪校での修業時代など、あまり知られていないエピソードもお届けします。
とろサーモンの久保田のプロフィール
お笑いコンビ「とろサーモン」のボケ担当として活躍する久保田和靖さんは、数々の賞レースで実績を持つ実力派芸人です。キレのある突っ込みとシュールなボケで観客を魅了する彼の基本的なプロフィールをご紹介します。
相方の村田秀亮さんとのコンビ名の由来は、2人が好きな食べ物から取ったとされています。久保田さんが「サーモン」、村田さんが「とろ」を担当し、2人で「とろサーモン」となりました。
1979年9月29日生まれの44歳
久保田さんは1979年9月29日生まれで、現在44歳です。
1970年代後半生まれの芸人としては、千鳥の大悟さん(1980年)や、サバンナの高橋茂雄さん(1976年)などと同世代になります。この世代は、お笑いブームが再燃した2000年代に20代として活躍し始め、現在は芸能界の中堅として安定した地位を築いています。
宮崎県宮崎市出身
久保田さんは宮崎県宮崎市の出身です。
宮崎市は宮崎県の県庁所在地で、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた地域です。地元では「チキン南蛮」や「冷や汁」などの郷土料理が有名で、久保田さんも度々テレビ番組で故郷の料理や文化について語っています。
身長175cm
久保田さんの身長は175cmです。
日本人男性の平均身長と比較すると、やや高めの身長であることがわかります。相方の村田さんと並ぶと、身長差が絶妙なバランスを生み出しており、ステージ上での見栄えの良さにも貢献しています。
テレビ出演時には、スーツやジャケットスタイルが多く、この身長を活かしたスタイリッシュな着こなしで注目を集めることも多いです。
とろサーモンの久保田の学歴と出身校は?
お笑いコンビ「とろサーモン」のボケ担当である久保田和靖さんの学生時代は、スポーツに打ち込んだ充実した日々でした。地元宮崎県での学生生活を経て、現在の芸人としての活躍に繋がっています。
清武町立清武中学校出身
久保田和靖さんは、宮崎県の清武町立清武中学校(現在の宮崎市立清武中学校)で学生生活を送りました。清武中学校は宮崎県でも歴史のある学校の一つで、地域に根差した教育を行っていることで知られています。
中学時代から運動神経の良さを発揮し、運動部に所属して活躍していたと言われています。この時期に培った体力と精神力は、後の芸人としての活動にも大きく影響を与えていると考えられます。
宮崎日本大学高等学校を卒業
久保田さんは宮崎日本大学高等学校(現・宮崎日本大学附属高等学校)に進学しました。同校は1950年に開校された私立高校で、文武両道の教育方針で知られています。
高校時代は軟式テニス部に所属し、その実力は県内でもトップクラス。インターハイにも出場を果たすなど、優れた運動能力を発揮しました。部活動と学業の両立に励んだ高校時代は、現在の芸人としての体力的な基盤を作った重要な時期だったと言えます。
特筆すべきは、同級生にEXILEのパフォーマーとして活躍する黒木啓司さんがいたことです。黒木さんは当時から目立つ存在で、ダンスの実力を発揮していたと言われています。同じ学年に芸能界で活躍する人物がいたことは、興味深い偶然と言えるでしょう。
高校卒業後は、すぐに芸人の道を志して上京することになります。学生時代に培った体力と精神力は、お笑い芸人としての基礎となり、後のM-1グランプリ優勝という大きな成果に結びついていったと考えられます。
とろサーモンの久保田の若い頃は?
高校卒業後すぐに芸人の道へ NSC大阪校22期生として入学
とろサーモンの久保田麗容さんは、宮崎日本大学高等学校を卒業後すぐに芸人を目指す決意をし、吉本興業のお笑い養成所であるNSC大阪校の22期生として入学しました。
NSC大阪校22期生は2000年に入学した期であり、同期には人気お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんや濱家隆一さんがいます。この期は後に数々の実力派芸人を輩出することになる豊作の期として知られています。
久保田さんは、NSCでの学びの中で持ち前の体を張った芸風を磨き、相方となる村田秀亮さんとの出会いもこの時期に生まれました。村田さんとはNSC時代から息の合った関係性を築き、これが後の「とろサーモン」結成への布石となりました。
デビュー前は宮崎で過ごす
久保田さんのデビュー前の宮崎での生活は、地元の良さを再認識する重要な時期となりました。宮崎での生活では、温暖な気候と豊かな自然に囲まれて育ち、これが後の芸風にも影響を与えたと考えられています。
地元宮崎では、高校時代に軟式テニス部でインターハイに出場するなど、スポーツでも活躍していました。この経験で培った体力と集中力は、後のお笑い芸人としての活動にも活かされることになります。
宮崎での生活は、久保田さんの人間性形成に大きな影響を与え、宮崎の方言や文化は、芸人としてのキャラクター作りにも活かされています。地元での経験は、後のM-1グランプリでの優勝などにも繋がる重要な基盤となったと考えられています。
宮崎から大阪へと活動拠点を移すまでの期間は、芸人としての夢を温めながら、自身のルーツと向き合う貴重な時間であったと言えます。
とろサーモンの久保田の芸人としての成績は?
とろサーモンの久保田拓之介さんは、相方の村田秀亮さんとともに、お笑い界で確固たる地位を築いています。芸人としての実力は数々の賞レースでの実績が証明しており、特にM-1グランプリでの優勝は、その実力を決定的なものとしました。
M-1グランプリ2017で優勝
とろサーモンは、2017年12月3日に開催されたM-1グランプリ2017で見事な漫才を披露し、優勝を手にしています。この年の決勝では、和牛、ミキなど実力派芸人が揃う中で、見事な漫才を披露し、優勝を手にしています。
決勝での得点は、3本のネタの合計で597点を獲得。準優勝の和牛との差はわずか0.6点という僅差でした。久保田さんのキレのある突っ込みと、村田さんの独特なボケが見事に調和した漫才は、審査員と観客を魅了しました。
数々の賞レースで受賞歴
M-1グランプリ以外にも、とろサーモンは複数の賞レースで優れた成績を残しています。
主な受賞歴には以下のようなものがあります:
- ABCお笑いグランプリ2013 準優勝
- キングオブコント2016 準決勝進出
- 上方漫才大賞2017 新人賞
- 漫才新人大賞 優秀賞
また、M-1グランプリでは2017年の優勝以前から、2015年には準々決勝、2016年には準決勝と着実にステップアップを重ねてきました。
このように、久保田さんは相方の村田さんとともに、様々な賞レースで実績を積み重ね、実力派芸人としての評価を確立しています。現在も数多くのテレビ番組に出演し、芸人としての活躍の場を広げ続けています。