「高校生あるある」を題材にした動画で大ブレイクを果たした土佐兄弟。7歳という年の差がある兄弟コンビながら、息の合った掛け合いと抜群の相性で、SNSを中心に多くのファンを魅了しています。 しかし、現在の人気を得るまでには、長い下積み期間があったことをご存知でしょうか。
兄の卓也さんはサラリーマンからの転身、弟の有輝さんは大学を中退してコンビを結成。ワタナベコメディスクールで芸を磨き、地道な努力を重ねてきました。 M-1グランプリ3回戦進出や、ワタナベお笑いNo.1決定戦での連続決勝進出など、着実に実績を積み重ねてきた実力派コンビです。
本記事では、TikTokで7億回再生を突破し、YouTubeチャンネル登録者数47万人を誇る土佐兄弟の素顔に迫ります。 芸人としての経歴はもちろん、意外な学歴や資格、ブレイクのきっかけまで、詳しく解説していきます。
土佐兄弟の年齢と出身は?
兄・卓也は37歳、弟・有輝は29歳
土佐兄弟は、兄の卓也さんと弟の有輝さんからなる実の兄弟お笑いコンビです。7歳差の兄弟で、兄の卓也さんは1986年9月6日生まれの37歳、弟の有輝さんは1994年7月1日生まれの29歳です。
兄弟芸人としては、NON STYLEの井上裕介さん・石田明さんや、ザ・マミィの上田悟史さん・薮田雅文さんなどがいますが、実の兄弟芸人となると珍しい存在です。
年齢差が7歳あることから、学生時代は直接の交流は少なかったと思われますが、兄の卓也さんが真面目なツッコミ、弟の有輝さんが天然でボケを担当する役割分担が、絶妙なバランスを生み出しています。
東京都中央区日本橋育ち
土佐兄弟は、東京都中央区日本橋で生まれ育ちました。日本橋は江戸時代から商業の中心地として栄え、現在も金融街として知られる地域です。
兄弟は地元の公立小学校に通い、地域の伝統行事にも参加していたと語っています。日本橋という土地柄から、商店街や老舗の多い環境で育ったことが、後の芸風にも影響を与えているかもしれません。
また、都心で育ったことで、様々な文化や情報に触れる機会が多かったことも、現在の活動の幅広さにつながっていると考えられます。都会の学生生活を知り尽くしているからこそ生まれた作品と言えるでしょう。
土佐兄弟の学歴は?
兄は獨協大学経済学部を卒業
土佐兄弟の兄・土佐卓也さんは、埼玉県草加市にある獨協大学経済学部を卒業しています。獨協大学は1964年に設立された私立大学で、特に語学教育に力を入れている教育機関として知られています。
獨協大学経済学部では、グローバル化する経済社会で活躍できる人材の育成を目指しており、経済理論や経営学の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。卓也さんは在学中、語学力を活かしながら経済について学びを深めていたと考えられます。
なお、獨協大学は創立者の天野貞祐氏が「大学は学問を通じての人格形成の場である」という理念を掲げており、この教育方針が卓也さんの人間性形成にも影響を与えた可能性があります。
弟は専修大学経済学部を中退
土佐兄弟の弟・土佐有輝さんは、東京都千代田区に本部を置く専修大学経済学部に進学しましたが、途中で中退しています。専修大学は1880年に創立された歴史ある私立大学で、特に経済学部は伝統のある学部として知られています。
有輝さんは在学中からお笑いの道を志すようになり、学業との両立を考えた末に、芸人としての活動に専念するため大学を中退する決断をしたと言われています。
この決断は、エンターテインメント業界で成功するための重要な転換点となり、後の土佐兄弟としての活躍につながっていきました。
兄は教員免許も持っている
土佐卓也さんは大学在学中に教員免許を取得しています。教育原理や教育心理学、教科教育法など、多くの専門科目の履修が必要とされます。
この教員免許の取得経験は、現在の芸人活動にも活かされていると考えられます。特に:
・人前で話す技術
・わかりやすく説明する能力
・コミュニケーション能力
・集団をまとめるスキル
これらの要素は、お笑い芸人として活動する上でも重要なスキルとなっています。
二人とも英検の資格を保持
土佐兄弟は二人とも英語検定の資格を持っていることが知られています。特に卓也さんは獨協大学で語学を学んだ経験もあり、英語力を活かした活動も行っています。
英語力は以下のような場面で活かされています:
・海外の文化やトレンドを取り入れたネタ作り
・インターナショナルな視点からの企画立案
・グローバルなコンテンツ制作
この語学力は、今後の活動の幅を広げる可能性を持つ重要なスキルとして注目されています。
土佐兄弟はなぜ人気に?
「高校生あるある」動画がバズる
土佐兄弟の爆発的な人気の源となったのが、TikTokで展開した「高校生あるある」シリーズです。このコンテンツは、現役の高校生から社会人まで幅広い層から共感を得て、驚異的な7億回再生を突破しました。
特徴的なのは、兄の卓也さんが実際の教員免許を持っていることを活かし、リアルな教師役を演じている点です。弟の有輝さんは現代の高校生の特徴を捉えた演技で、視聴者の心を掴んでいます。
「教科書を忘れた時の言い訳」や「テスト直前の生徒の行動」など、誰もが経験したことのある学校生活のシーンを、コミカルに再現することで、世代を超えた共感を獲得しています。
YouTubeチャンネルが47万人登録
土佐兄弟は、2つのYouTubeチャンネルを展開しています。メインチャンネルである「土佐兄弟の青春チャンネル」は2019年の開設以来、着実に登録者数を伸ばし、47万人を突破しました。
このチャンネルでは、学校生活や青春時代にまつわるコント動画を中心に配信し、総再生回数は1億5102万回を記録しています。視聴者からは「懐かしい」「まさに自分たちの学生時代」といったコメントが多く寄せられています。
2021年に開設された「土佐兄弟の放課後チャンネル」は、より日常的なコンテンツを扱う第2チャンネルとして、1.7万人の登録者を獲得しています。
特筆すべきは、弟の有輝さんが担当するネタ作りの才能です。現代の若者文化を的確に捉えた企画力と、世代を超えて共感できる普遍的な要素を組み合わせることで、独自の世界観を確立しています。兄弟ならではの自然な掛け合いも、視聴者から高い支持を得ている要因の一つです。
土佐兄弟の芸人になったきっかけは?
兄がサラリーマンから転身
土佐兄弟の兄・土佐卓也さんは、大学卒業後に一般企業に就職し、サラリーマンとして勤務していました。しかし、お笑い芸人になることを夢見ており、会社勤めをしながらワタナベコメディスクールに通い始めました。
サラリーマン時代は営業職として働いていましたが、昼は真面目なサラリーマンとして働き、夜はお笑いの勉強に励むという生活を送っていました。
この経験は、後の芸風にも影響を与えており、社会人の視点を取り入れたコントは、多くの視聴者から共感を得ています。
弟は兄の誘いで芸人に
弟の土佐有輝さんは、専修大学在学中に兄からの誘いを受けて芸人の道を志すことになりました。当初は別の進路を考えていた有輝さんでしたが、兄の情熱に影響を受け、お笑いの世界に興味を持つようになりました。
兄弟で活動することを決めた理由として、お互いの性格の違いを活かせると考えたことが挙げられます。兄の卓也さんがツッコミ役、弟の有輝さんがボケ役という役割分担も、自然な形で決まったと言われています。
兄弟ならではの息の合ったコンビネーションは、現在の人気の要因の一つとなっています。
ワタナベコメディスクール18期生
土佐兄弟は、ワタナベコメディスクール18期生として本格的な芸人としての一歩を踏み出しました。スクールでは基礎から実践的なお笑いの技術を学び、その努力が実を結び、2014年にワタナベエンターテインメントへの所属が決定しました。
コメディスクールでの学びは、二人の芸風の確立に大きな影響を与えています。特に、コントの作り方や演技の技術、タイミングの取り方など、プロフェッショナルな芸人として必要なスキルを習得しました。
スクール時代から兄弟ならではの独特な世界観を持ったネタで注目を集め、同期生からも期待の声が上がっていたと言われています。現在の高校生シリーズなど、特徴的なネタの原点もこの時期に培われたと考えられます。
このように、サラリーマンから芸人への転身、兄弟での活動開始、そしてコメディスクールでの学びを経て、土佐兄弟は現在の人気芸人への道を歩み始めました。
土佐兄弟のショーレースの成績は?
M-1グランプリ3回戦まで進出
土佐兄弟は実力派お笑いコンビとして、M-1グランプリに複数回チャレンジを重ねてきました。3回戦まで勝ち進んだ実績があります。
M-1グランプリは、お笑い芸人にとって最も権威のある漫才の大会として知られています。予選から準々決勝までの道のりは非常に険しく、1回戦、2回戦を突破すること自体が、実力の証明となります。
3回戦まで進出できる実力を持っているということは、約4000組のエントリー者の中から上位数百組に入る実力があることを示しています。
二人の特徴的な「高校生あるある」のネタは、M-1グランプリでも高い評価を得ており、審査員からも好評を博しています。
2018年お笑いハーベスト大賞決勝進出
土佐兄弟は2018年、若手芸人の登竜門として知られる「お笑いハーベスト大賞」で決勝まで進出する快挙を成し遂げました。
お笑いハーベスト大賞は、若手芸人の発掘と育成を目的とした大会です。この大会は、テレビ朝日系列で放送され、多くの視聴者に若手芸人の魅力を伝える重要な舞台となっています。
決勝進出を果たしたことで、土佐兄弟の実力と将来性が業界内で高く評価されることとなりました。特に、彼らの特徴である「高校生あるある」のネタは、審査員や観客から高い支持を得ました。
2018年から2023年ワタナベお笑いNo.1決定戦で連続決勝進出
土佐兄弟は、所属事務所であるワタナベエンターテインメントの社内コンテスト「ワタナベお笑いNo.1決定戦」において、2018年から2023年まで連続で決勝進出を果たしています。
この実績は、事務所内での彼らの安定した実力と人気を証明するものです。ワタナベエンターテインメントには実力派の芸人が多数所属していることで知られており、その中で連続決勝進出を果たすことは、大きな achievement といえます。
特に注目すべき点として:
- 6年連続での決勝進出という安定した実績
- 事務所内での高い評価
- 若手芸人としての将来性の証明
この実績は、土佐兄弟が単なる一発屋ではなく、確かな実力を持つお笑いコンビであることを示しています。
土佐兄弟のテレビ出演は?
「あるある土佐カンパニー」でレギュラー
土佐兄弟は、テレビ東京系列で放送されている「あるある土佐カンパニー」にレギュラー出演しています。この番組では、高校生の日常生活にフォーカスを当てた爆笑コントを披露し、視聴者から高い支持を得ています。
番組内では、土佐兄弟の得意とする「高校生あるある」ネタを活かし、教室や部活動のシーンを再現。特に、兄の卓也さんが実際に教員免許を持っているという経歴を活かし、リアルな教師役を演じることで、視聴者からの共感を獲得しています。
放送開始以降、コンスタントに視聴率を維持し、テレビ東京の人気番組の一つとして定着しています。
「しゃべくり007」など人気番組に出演
TikTokでの爆発的な人気を受け、土佐兄弟は様々な人気バラエティ番組に出演しています。高校生あるあるネタを披露し、MCの上田晋也さんや陣内智則さんらから絶賛されました。
「有吉ゼミ」では、弟の有輝さんのネタ作りの才能に注目が集まり、有吉弘行さんから「天才的なセンスを持っている」と評価されています。また、「東大王」では、兄の卓也さんの教員免許所持者としての知識を活かした解説が好評を博しました。
これらの出演を通じて、お笑いの実力だけでなく、知的な一面も視聴者に印象付けることに成功しています。
若手芸人コンテストで実績を重ねる
土佐兄弟は、テレビの若手芸人向けコンテストにも積極的に出場し、着実に実績を重ねています。テレビ朝日系「アメトーーク!」の若手芸人選抜企画や、日本テレビ系「エンタの神様」の新人発掘企画などに出演し、注目を集めています。
特に、「高校生あるある」というオリジナリティの高いネタは、審査員からも高い評価を受けており、若手実力派としての地位を確立しつつあります。
また、これらのコンテスト出演を通じて、土佐兄弟の知名度は着実に上昇。SNSでの人気と相まって、次世代を担う若手芸人として期待されています。