お笑いコンビ「ヤーレンズ」の2人の絆の深さに注目が集まっています。SNSでの仲睦まじい投稿や、バラエティ番組での息の合った掛け合いに、多くのファンが魅了されています。
しかし、実は2人の関係は最初から順風満帆だったわけではありませんでした。毎日のようにケンカをし、楢原さんの感情の起伏の激しさに悩まされる日々が続いていたのです。
M-1グランプリ2023で準優勝を果たし、いま最も勢いのある若手芸人として注目を集めるヤーレンズですが、コロナ禍を乗り越え、互いを理解し合おうと努力を重ねてきた2人の確かな歩みがありました。
本記事では、ヤーレンズの結成当初の不仲説から、現在の絆の深さに至るまでの軌跡を、SNSでのエピソードや共演者との関係性を含めて詳しく解説していきます。
ヤーレンズの結成当初は不仲だった？
お笑いコンビ・ヤーレンズは、2023年M-1グランプリで準優勝を果たし、一躍注目を集めるようになりました。しかし、結成当初は必ずしも順風満帆な関係ではなかったことが、様々なメディアでの発言から明らかになっています。
楢原康平さんと山田銀河さんは、養成所の同期生として出会い、2017年にコンビを結成しました。当初は互いの性格や価値観の違いから、コンビとしての活動に苦労する場面が多かったと語られています。
毎日ケンカするほどの険悪な関係
結成初期のヤーレンズは、ほぼ毎日のようにケンカが絶えない状況でした。特に、ネタ作りの方向性や漫才の演出方法について、二人の意見が大きく食い違うことが多かったと言われています。
楢原さんは、あるインタビューで「最初の1年は毎日のようにケンカしていました。山田さんとは価値観が180度違って、お互いの言っていることが全く理解できなかった」と振り返っています。
山田さんも「楢原さんとは本当に合わなかった。ネタ作りの場でも、お互いの意見をまったく受け入れられない状態が続いていました」と当時を回想しています。
「もともと仲良しで組んでいない」と楢原が告白
楢原さんは、テレビ番組での対談で「ヤーレンズは、もともと仲が良くて組んだわけではありません」と率直に語っています。
養成所時代、二人は同期生でありながらも特に親しい関係ではありませんでした。コンビを組むことになったのは、お互いの芸風や方向性が合うと周囲から勧められたことがきっかけだったと言われています。
このような経緯は、初期のコンビ活動に大きな影響を与え、信頼関係の構築に時間を要する要因となりました。
楢原の起伏が激しく関係に悩んでいた
特筆すべきは、楢原さんの感情の起伏の激しさが、コンビ関係に与えた影響です。
楢原さんは自身の性格について「感情の波が激しく、調子が良いときと悪いときの差が大きい」と分析しています。この性格的特徴により、山田さんとの関係性も不安定になることが多かったと言われています。
山田さんは「楢原さんの調子が悪いときは、どう接していいかわからず、距離感に悩んでいました」と当時の心境を明かしています。
このような不安定な関係性は、約1年間続いたとされており、コンビ解散の危機も何度かあったと言われています。しかし、この困難な時期を乗り越えたからこそ、現在の強固な信頼関係が築かれたと考えられています。
ヤーレンズはいつから仲良くなった？
ヤーレンズの植田さんと楢原さんの関係性は、結成当初から順風満帆というわけではありませんでした。しかし、時間の経過とともに2人の絆は徐々に深まっていき、現在では息の合ったコンビとして活躍しています。
コロナ禍での活動変化がきっかけ
コロナ禍は、多くの芸人に活動の制限をもたらしましたが、ヤーレンズにとってはむしろ関係性を見直すきっかけとなりました。
活動自粛期間中、2人は必要以上に会わない時間を持つことで、かえってお互いの個性や性格をじっくりと考える機会を得ることができました。
楢原さんは複数のインタビューで、「距離を置くことで、むしろ相方の良さが見えてきた」と語っています。また、オンラインでの打ち合わせを重ねる中で、これまでとは異なるコミュニケーションの取り方を学んだとも述べています。
M-1準優勝で深まった信頼関係
2021年のM-1グランプリでの準優勝は、ヤーレンズにとって大きな転機となりました。
決勝の舞台で見せた「バイク川崎バイク」というネタは、2人の息の合ったやり取りが特徴的で、審査員からも高い評価を受けました。この経験を通じて、お互いの実力を再確認し、信頼関係がより一層深まったと言われています。
楢原さんは「M-1での経験を通じて、植田の凄さを改めて実感した」とメディアで語っており、植田さんも「楢原の持つセンスの良さに感謝している」と相方への信頼を表明しています。
SNSでの仲良しエピソード
現在のヤーレンズの仲の良さは、SNSでの交流からも垣間見ることができます。
特にInstagramでは、お互いの写真を撮り合って投稿する様子が頻繁に見られ、ファンからも「本当に仲が良くなった」という声が寄せられています。
例えば、楢原さんが植田さんの寝顔を撮影して投稿したり、植田さんが楢原さんの素の表情を切り取って「相方可愛い」というコメントを添えて投稿したりするなど、親密な関係性が伺える投稿が増えています。
また、プライベートでの食事の様子や、休日に遊びに行く様子なども共有されており、仕事以外でも良好な関係を築いていることが分かります。
ヤーレンズの共演者との関係は？
ヤーレンズは、コンビで活動する以外にも、他の芸人との交流が活発なことで知られています。特に同世代の芸人との関係性が良好で、バラエティ番組での共演や、プライベートでの交流など、さまざまな場面で信頼関係を築いています。
お笑いコンビとして活動する中で、他の芸人との交流は、芸風や芸人性の向上に大きな影響を与えると考えられています。特にヤーレンズの場合、M-1グランプリでの活躍以降、共演者の幅が広がり、より多くの芸人との関係性を築いています。
令和ロマンと仲が良い
ヤーレンズと令和ロマンの関係は、同期ならではの強い絆で結ばれています。特に、吉本興業の若手芸人として共に切磋琢磨してきた経緯があり、お互いの成長を近くで見守ってきた仲間として知られています。
令和ロマンの小野寺さんとは、SNSでの交流も頻繁で、公私ともに親密な関係を保っています。また、楢原さんと令和ロマンの森さんは、ネタ作りについて意見を交換することもあり、お互いの芸風を高め合う良きライバルとしての一面も持っています。
舞台での共演やイベントでの共同出演など、仕事面での関わりも多く、息の合った掛け合いを見せることで、観客からも好評を得ています。
事務所の先輩と頻繁に交流
吉本興業に所属するヤーレンズは、事務所の先輩芸人との交流も活発です。特に、M-1グランプリでの活躍後は、多くの先輩芸人からアドバイスや指導を受ける機会が増えています。
中でも、千鳥の大悟さんとは、バラエティ番組での共演をきっかけに、プライベートでも交流があると報告されています。大悟さんからは、芸人としての心構えや、コンビでの活動における大切なポイントなど、貴重なアドバイスを受けているとされています。
また、事務所の先輩である霜降り明星のせいやさんとは、YouTubeでのコラボレーション企画なども行っており、若手芸人ならではの新しい表現方法にも積極的に挑戦しています。このような先輩芸人との交流は、ヤーレンズの芸人としての成長に大きく寄与していると考えられています。
ヤーレンズのバラエティ番組での様子
バラエティ番組でのヤーレンズの活躍は、M-1グランプリ2023準優勝後、特にナイナイのお見合い大作戦や水曜日のダウンタウンなど、多くの人気番組に出演し、その独特な掛け合いとキャラクターで視聴者を魅了しています。
息の合ったトークが好評
ヤーレンズの大きな特徴は、楢原さんの天然で独特な発言と、それを絶妙なタイミングでツッコむ岩井さんの掛け合いにあります。番組内での息の合ったトークは、以下のような特徴があります。
- 楢原さんの予測不可能な発言を、岩井さんが的確にフォローする展開
- 2人の掛け合いが自然で、台本に頼らない即興的なやり取り
- お互いの個性を活かしながら、場の空気を読んだトークを展開
特に「アメトーーク」での出演では、楢原さんの独特な世界観を岩井さんが上手く引き出し、他の出演者や司会者からも絶賛されています。
相方を褒める場面が多い
バラエティ番組での2人の関係性は、互いを認め合い、高め合う良好な関係が垣間見えます。
- 岩井さんは楢原さんの天然な性格を「面白い」と評価
- 楢原さんは岩井さんのツッコミの的確さを度々称賛
- インタビューなどで互いの良いところを積極的に語る場面が多い
視聴者からは「2人の関係性が心地良い」「お互いを理解し合っている様子が伝わってくる」といった好意的なコメントが多く寄せられています。
特に「しゃべくり007」などのトーク番組では、お互いの長所を自然な形で紹介し合う場面が印象的でした。この自然な絆の強さは、視聴者からの支持を集める要因の一つとなっています。
人気バラエティ番組「今くら」での共演時には、楢原さんの予想外の発言に対して、岩井さんが優しくフォローする場面が話題となり、SNSでも「最高のコンビ」「互いを理解している」といった肯定的な反応が多く見られました。
